住んでいる市の外でも使える自治体のペット火葬(市外の料金がある斎場)

自治体のペット火葬には、その市に住んでいる飼い主しか使えない施設と、市外に住む人も別の料金で使える施設があります。実家で飼っていた子を見送るときや、住んでいる市に火葬の施設がないときには、ここが気になるところだと思います。

当サイトで扱っている首都圏36市区のうち、市外の人(市民以外)の料金区分や「どなたでも利用できます」という記載が公式ページにあったのは3市の施設でした。その料金と申し込み方法を並べ、あわせて市民や市内に限ると書かれている施設も短く挙げています。内容はどれも2026年10月12日時点のものです。料金や受付の方法は変わることがあるので、申し込む前に各市のページも見ておいてください。

市外に住む人の料金がある3市

市(施設) 市外の人についての記載 遺骨
川越市
川越市斎場
料金表に「市外居住者」の区分 持ち帰り(1体ずつの火葬)
越谷市
越谷市斎場
「どなたでも利用できます」(市民以外は料金が異なる) 持ち帰り(1体ずつの火葬)
上尾市
上尾伊奈斎場つつじ苑
「上尾市民又は伊奈町民以外」の区分 単独火葬は持ち帰り/合同火葬は戻らない

3市とも、市外の人の料金は住民の料金より高く決められています。どちらの料金になるかは飼い主(利用する人)の住所で決まるので、予約や受付のときに住所を伝えたり確かめられたりします。

川をはさんだ二つの町を結ぶ石橋の水彩イラスト

3市の料金と申し込み方

川越市(川越市斎場)

小動物を1体ずつ火葬し、焼骨は持ち帰ります(1日4件)。料金表は「市内居住者」と「市外居住者」に分かれています。市の条例の別表には、小動物の火葬の市内・市外の区分は「利用者の住所による」と書かれています。料金を決める重さは棺や副葬品を含めた全体の重さで、支払いは現金だけです。

  • 10キログラム未満:市内居住者 7,000円/市外居住者 14,000円
  • 10キログラム以上25キログラム未満:市内居住者 14,000円/市外居住者 28,000円
  • 25キログラム以上60キログラム未満:市内居住者 21,000円/市外居住者 42,000円

予約は利用日の前日正午までに、電話か窓口でします。当日の予約はできません。電話は川越市斎場事務室(049-226-0090)で、午前9時から午後9時まで受け付けています(1月1日から1月3日を除く)。受付では申請者の住所がわかるもの(運転免許証やマイナンバーカードなど)が必要です。利用は「その動物を飼っていた個人の申請に限り」とされていて、事業者は使えません。

ここに書いた料金や受付の決まりは川越市のページによるものです(2026年10月12日時点)。川越市のまとめページでは、ほかの手段も含めて整理しています。

越谷市(越谷市斎場)

市のページには「どなたでも利用できます」とあり、市民とそれ以外で料金が分かれています。動物を1体ずつ火葬し、収骨して持ち帰ります。

  • 10kg未満:市民 8,000円/市民以外 16,000円
  • 10kg以上40kg未満:市民 16,000円/市民以外 32,000円
  • 40kg以上60kg未満:市民 24,000円/市民以外 48,000円

申し込みは予約専用電話(048-960-6803)です。毎日午前8時30分から午後5時まで受け付けています(1月1日・2日を除く)。予約のときには飼い主の住所・氏名・電話番号と、動物の種類、おおよその重さを伝えます。当日は木製か段ボールの箱に入れて持ち込みます。

気をつけたいのは、「市民」の範囲が市のページと条例とで違う書き方になっていることです。

  • 市のページ:「ここでいう市民とは、動物の飼い主が越谷市・吉川市・松伏町にお住まいの人です。」
  • 越谷市斎場設置及び管理条例の別表(動物火葬炉)の備考:「市民とは、使用者が、本市の住民基本台帳に記録されている者とする。」

同じ条例でも、別表(火葬炉)の備考では「本市の住民基本台帳(斎場事務委託市町の住民基本台帳を含む。以下同じ。)」と定めています。ただ、斎場事務委託市町がどこなのかは条例には書かれていません。越谷市に住んでいる飼い主なら、どちらの書き方でも「市民」にあたります。吉川市や松伏町に住んでいる場合は、どちらの料金になるのか申し込みのときに斎場で聞いてみてください。

市の案内は越谷市の動物火葬のページに、条文は越谷市斎場設置及び管理条例にあります(いずれも2026年10月12日時点)。越谷市のまとめページも用意しています。

上尾市(上尾伊奈斎場つつじ苑)

料金は「上尾市民及び伊奈町民」(飼い主の住所が上尾市か伊奈町の人)と、「上尾市民又は伊奈町民以外」(それ以外の人)に分かれています。「単独火葬」は予約した小動物だけを火葬するもので、焼骨を持ち帰れます(骨壺は持参)。「合同火葬」はその日に予約のあった小動物を一緒に火葬するため、焼骨の収骨や返骨はできません。

単独火葬(1体につき)

  • 5kg未満:上尾市民・伊奈町民 5,000円/それ以外 15,000円
  • 5kg以上25kg未満:上尾市民・伊奈町民 10,000円/それ以外 30,000円
  • 25kg以上50kg未満:上尾市民・伊奈町民 15,000円/それ以外 45,000円

合同火葬(1体につき)

  • 5kg未満:上尾市民・伊奈町民 2,500円/それ以外 7,500円
  • 5kg以上25kg未満:上尾市民・伊奈町民 5,000円/それ以外 15,000円
  • 25kg以上50kg未満:上尾市民・伊奈町民 7,500円/それ以外 22,500円

利用するには、斎場事務室(048-720-7870)への電話予約が欠かせません。電話は午前8時30分から午後8時まで受け付けていて、予約がないと火葬はしてもらえません。引き取りには来てもらえないので、自分で運び込みます。当日は受付窓口で利用許可を申請し、使用料を現金で払います。申請には運転免許証など住所がわかるものが必要です。

料金はつつじ苑の使用料のページ、予約や当日の流れは利用案内のページに載っています(2026年10月12日時点)。市のほかの手段は上尾市のまとめページにあります。

住民や市内のペットに限っている施設

次の施設は、住民か市内で飼われていたペットに限ると公式ページに書かれています(2026年10月12日時点)。

ここで取り上げたのは、市外の人の料金区分や利用できるかどうかが公式ページに書かれている施設だけです。それ以外の市区の扱いは、市区町村ごとの一覧から各市区のページで見られます。

町と町の間の田園を走る小さな電車の水彩イラスト

申し込む前に

住所がわかるものを用意しておくと安心です。川越市と上尾市(つつじ苑)は、受付で運転免許証などを見せる必要があります。越谷市は予約の電話で飼い主の住所を伝えます。

3市とも、電話などでの予約が必要です。川越市は前日の正午までで、当日の予約はできません。支払いは、川越市と上尾市(つつじ苑)が現金だけです。

遺骨を手元に残したい場合、上尾市(つつじ苑)では単独火葬を選んでください。合同火葬では遺骨は戻りません。

掲載している内容は、自治体の公式情報をもとに当サイトで整理したものです。誤りや変更に気づかれたときは、お問い合わせから知らせていただけると助かります。