ペット火葬・引き取りの重さと大きさの上限(首都圏の自治体)

大きな犬を見送るとき、自治体の火葬や引き取りで受け付けてもらえるのか心配になる方もいると思います。自治体の施設には、受け付ける重さや大きさに上限を設けているところがあります。料金を決める重さに棺や箱を含めるかどうかも、自治体によって書き方がまちまちです。

当サイトで扱っている首都圏36市区について、公式ページに書かれている重さと大きさの上限、それに棺や容器の重さを含めるかどうかを拾い出しました。公式ページに書かれていない項目は「記載なし」にしています。内容は2026年9月28日以降に確かめたものです。各項目の時点は市ごとの説明に書いています。上限や料金は変わることがあるので、申し込む前に各市区のページも見ておいてください。

市の施設ごとの上限

市(施設) 重さの上限 大きさ・棺などの扱い
横浜市
戸塚斎場
50kg未満(棺等を含めた全体の重さ) 棺(段ボール)の外径が長さ100cm・横幅60cm・高さ35cm以内
川越市
川越市斎場
棺等と合わせて60kg未満 箱は幅70cm・高さ65cm・奥行150cm以内
越谷市
越谷市斎場
60kgを超える動物は不可 記載なし
上尾市
上尾伊奈斎場つつじ苑
50kg未満 大きさの記載なし。箱(棺)ごと計量
藤沢市
石名坂環境事業所
40kgまで 布でくるみ寝かせた状態で長さ115cm・幅60cm・高さ40cmまで
平塚市
小動物焼却場
100kg未満 60cm×70cm×100cmに収まること
相模原市
清掃工場など
20kg以下(持ち込み) 記載なし
さいたま市
大宮聖苑
記載なし(15kg以上の料金区分あり) 料金の重さに容器を含む
横須賀市
小動物火葬施設
記載なし(20kg以上の料金区分あり) 記載なし
所沢市
東部クリーンセンター
「中型犬(柴犬等)程度の動物まで」 記載なし
八千代市
清掃センター
大型犬の処理はできない 記載なし

公式ページの書き方そのものと料金は、この先で市ごとに載せています。

たたんだタオルが入った段ボール箱の水彩イラスト

市ごとの決まりと料金

横浜市(戸塚斎場)

重さは「棺等の重さも含めた全ての重さが、50キログラム未満」とされています。大きさは、ペットを納めた棺(段ボール)の外径が「長さ100センチメートル、横幅60センチメートル、高さ35センチメートル以内」です。個別火葬と合同火葬で制限は変わりません。料金を決める重さも「ペットの重さに加えて、棺等の重さも含めた全ての重さ」です。火葬の枠は重さで分かれています。15キログラム未満のペットは9時・10時・11時・12時に2体ずつで、15キログラム以上50キログラム未満のペットは13時に1体だけです。

  • 1キログラム未満:10,000円
  • 1キログラム以上5キログラム未満:20,000円
  • 5キログラム以上25キログラム未満:25,000円
  • 25キログラム以上50キログラム未満:30,000円

これは個別火葬の料金で、使えるのは横浜市民だけです。

制限や枠の決まりは横浜市の戸塚斎場のページに書かれています(2026年9月28日時点)。合同火葬なども含めた全体は横浜市のまとめページにあります。

川越市(川越市斎場)

対象は「棺等と合わせて60キログラム未満の犬、猫その他これらに類する小動物」です。料金を分ける重さについても「棺や副葬品なども含みます」とあります。箱は「幅70センチメートル、高さ65センチメートル、奥行150センチメートル以内の木箱や段ボール箱」で、発泡スチロール製やプラスチック製は使えません。体重が25キログラムを超える場合は、午後3時の回でしか受け付けていません。

  • 10キログラム未満(市内居住者):7,000円
  • 10キログラム以上25キログラム未満(市内居住者):14,000円
  • 25キログラム以上60キログラム未満(市内居住者):21,000円

市外に住む人は料金が変わります。その金額は市外の料金がある自治体のペット火葬の記事に載せました。

もとの案内は川越市のページです(2026年10月12日時点)。予約の仕方などは川越市のまとめページでも紹介しています。

越谷市(越谷市斎場)

市のページには「60kgを超える動物の火葬はできません。」とあり、料金の区分も「40kg以上60kg未満」までです。棺や箱の重さを含めるのかどうかと、大きさの上限は書かれていません。当日は木製か段ボールの箱に入れて持ち込みます。小鳥やハムスターのような小さな動物は、焼骨が残らないことがあるとされています。

  • 10kg未満(市民):8,000円
  • 10kg以上40kg未満(市民):16,000円
  • 40kg以上60kg未満(市民):24,000円

市民以外の人は、これとは別の料金になります。

くわしくは越谷市のページにあります(2026年9月28日時点)。越谷市のまとめページでは予約の電話番号なども載せています。

上尾市(上尾伊奈斎場つつじ苑)

小動物炉の対象は「犬及び猫等とし、その重量50㎏未満の小動物」です。使用料のページにも「50kg以上の動物の火葬は、行いません。」と書かれています。大きさの上限は見当たりませんでした。重さの量り方については、利用案内のページに「利用当日、小動物炉受入口に搬入後、動物を納めている箱(棺)ごと計量します。」とあります。単独火葬でも、1kg程度以下だと焼骨が残らずに収骨できないことがあるとされています。

  • 単独火葬 5kg未満(上尾市民と伊奈町民):5,000円
  • 単独火葬 5kg以上25kg未満(上尾市民と伊奈町民):10,000円
  • 単独火葬 25kg以上50kg未満(上尾市民と伊奈町民):15,000円

合同火葬の料金と、上尾市民・伊奈町民以外の人の料金は、これとは別に決められています。

重さの上限と料金はつつじ苑の使用料のページ、計量の話は利用案内のページに出ています(2026年9月28日時点)。上尾市のまとめページには市のほかの手段も載せています。

藤沢市(石名坂環境事業所)

市のページには「体を布でくるみ寝かせた状態で長さ115cm・幅60cm・高さ40cm・体重40kgのいずれかを超える場合、専用焼却炉で火葬することができません」と書かれています。料金は重さによって変わりません。

  • 焼骨を引取る場合:4,800円(骨壺代は含みません)
  • 焼骨が不要の場合:2,500円

この決まりは藤沢市の石名坂環境事業所のページで読めます(2026年9月28日時点)。受付時間などは藤沢市のまとめページに書いています。

平塚市(小動物焼却場)

引き受けられないものの中に「体型が大きく焼却炉に収まらないもの(体重100Kg以上または60cm×70cm×100cmに収まらないもの)」が入っています。個別火葬はできません。自宅まで引き取りに来てもらった場合は、お骨は返ってきません。

  • 直接小動物焼却場へ持ち込まれる場合(一個体あたり):7,500円
  • ご自宅までのお引き取りを希望される方(一個体あたり):13,000円

もとの案内は平塚市の小動物焼却場のページです(2026年9月28日時点)。平塚市のまとめページもあります。

相模原市(北清掃工場・南清掃工場・津久井クリーンセンター)

市のページには「お持ち込みできるのは、20キログラム以下の小動物です。」とあります。手数料は「種類や大きさに関わらず、1体4,300円」です。これは個別の火葬や遺骨の返却を望まない場合の案内なので、遺骨は戻りません。

案内は相模原市のよくある質問のページにあります(2026年9月28日時点)。ほかの手段は相模原市のまとめページで扱っています。

さいたま市(大宮聖苑)

重さの上限は書かれていません。料金は15キログラムを境に分かれ、「重さで料金の算定をする際には、容器の重さも含めます。」とされています。

  • 15キログラム未満:8,380円
  • 15キログラム以上:16,760円

料金はさいたま市の大宮聖苑のページに載っています(2026年9月28日時点)。さいたま市のまとめページでは予約の仕方にも触れています。

横須賀市(小動物火葬施設)

ここも重さの上限は書かれていません。料金は重さで4つに分かれていて、いちばん重い区分は「20kg以上」です。例として「土佐犬、秋田犬、セントバーナードなど」が挙がっています。次の金額は2026年10月1日からの火葬手数料です。

  • 5kg未満:7,200円
  • 5kg以上10kg未満:8,400円
  • 10kg以上20kg未満:9,600円
  • 20kg以上:10,800円

手数料は横須賀市の手数料のページで確かめられます(2026年9月28日時点)。持ち込みや収集の流れは横須賀市のまとめページにあります。

所沢市(東部クリーンセンター)

市のページには「中型犬(柴犬等)程度の動物までしか処理できませんので、大型の動物は動物霊園等にご相談ください。」とあり、重さの数字は出ていません。遺骨の引き渡しもしていません。

もとの文は所沢市の東部クリーンセンターのページにあります(2026年9月28日時点)。料金や受付時間は所沢市のまとめページに載せています。

八千代市(清掃センター)

市のページには「大型犬の処理や遺骨の返却はできませんので、希望される方は民間のペット霊園などにお問い合わせください。」とあります。こちらも重さの数字は書かれていません。

この一文は八千代市のごみの分け方のページから引いています(2026年9月28日時点)。八千代市のまとめページもあります。

東京23区の清掃事務所は1頭25kg未満まで

東京23区のうち当サイトで扱っている14区では、清掃事務所が引き取るのはどこも1頭25kg未満までです。引き取ったあとは委託先などで火葬や埋葬をします。遺骨は戻らないか、戻るかどうかが書かれていません。

区 重さの上限 手数料(1頭)
足立区(区のページ) 25kg未満 3,000円
荒川区(区のページ) 25kg未満 2,600円
板橋区(区のページ) 25kg未満 2,700円
大田区(区のページ) 25kg未満 3,100円
葛飾区(区のページ) 25kg未満 2,600円
北区(区のページ) 25kg未満 3,000円
江東区(区のページ) 25kg未満 3,000円
品川区(区のページ) 25kg未満 3,000円
新宿区(区のページ) 25kg未満 3,000円
杉並区(区のページ) 25kg未満 3,100円
墨田区(区のページ) 25kg未満 2,600円
世田谷区(区のページ) 25kg未満 3,100円
中野区(区のページ) 25kg未満 3,000円
練馬区(区のページ) 25kg未満 3,000円

25kg以上の場合について、荒川区は「業者を紹介いたします」としています。江東区は「お問い合わせがあれば、専門の処理業者を紹介します」、北区は「区では対応できません」です(2026年9月28日時点)。

上限が書かれていない市

次の市の引き取りや火葬の案内には、重さや大きさの上限が見当たりません(2026年9月28日時点)。体の大きなペットのときは、申し込みのときに受け付けてもらえるか聞いておくと安心です。

さいたま市で区役所に申し込む引き取り(さいたま市のページ)と、上尾市の西貝塚環境センター(上尾市のページ)の案内にも、重さの上限は書かれていません。

淡い色の毛布を敷いたかごが窓辺に置かれた水彩イラスト

申し込む前に気をつけたいこと

棺や箱の重さも数に入るところがあります。横浜市と川越市は上限にも料金にも棺などを含めた全体の重さを使い、さいたま市は料金を決める重さに容器を含めます。上尾市(つつじ苑)は箱(棺)ごとの計量です。棺を用意するなら、その分の重さも見込んでおく必要があります。

重いペットは火葬の時間が決まっていることもあります。横浜市は15キログラム以上だと13時の1枠だけで、川越市は25キログラムを超えると午後3時の回だけです。

反対に小さなペットの場合、越谷市と上尾市(つつじ苑)では焼骨が残らないことがあるとしています。

ほかの市区町村の扱いは市区町村ごとの一覧から見られます。ここに載せた内容は、自治体の公式情報をもとに当サイトで整理したものです。誤りや変更にお気づきの際は、お問い合わせから知らせていただけるとありがたいです。