ペットの火葬に副葬品は入れられる?自治体の案内で見る入れてよいもの・いけないもの

好きだった花を一緒に入れてあげたい。けれど火葬の炉には、入れてはいけないものもあります。自治体の火葬施設や引き取りの案内で、副葬品について書かれていた市区を読み直しました。

当サイトで扱っている首都圏36市区のうち、入れてよいものや入れないものを具体的に挙げていたのは8市区です。いずれも2026年10月26日に公式ページで確かめた内容です。

入れてよいと書かれていたもの

入れてよいと明記していたのは、次の3市区でした。

市区 公式ページの書き方 気をつけること
川越市 花や少量のエサなど 極力少なくする
藤沢市 生花のみ 首輪などは外す
練馬区 タオルや献花などの可燃物 少量であれば可能

川越市(川越市斎場)

市のページには「副葬品として、花や少量のエサなどを箱の中に入れることはできますが、極力少なくしてください。」とあります。一方で、金属・ガラス・プラスチック類・毛布類・スプレー缶などは入れないよう求めています。保冷剤やドライアイスは、火葬の際に取り除くよう求められています。火葬前に箱の中を確認することもあるそうです。案内は川越市のページにあります(2026年10月7日更新)。料金などは川越市のまとめページに載せています。

藤沢市(石名坂環境事業所)

石名坂環境事業所のページは、生花のみ一緒に火葬できるとしています。体はバスタオルなど天然素材の布でくるみ、首輪のような身につけているものはすべて外すよう案内されています。花以外について、ページはそれ以上のことを書いていません。案内は藤沢市のページにあります(2026年10月25日更新)。藤沢市のまとめページもあわせてどうぞ。

練馬区

練馬区のページには「ご遺体を包むタオルや献花などの可燃物は少量であれば可能です。」とあります。その一方で、缶詰・飲料・ペットゲージなどの燃えないものは入れられないと書かれています。案内は練馬区のページにあります(2025年7月15日更新)。練馬区のまとめページには受付の方法を載せています。

段ボール箱と畳んだ綿のタオルと白い小さな花の水彩イラスト

入れないでと書かれていたもの

入れてよいものを書かず、入れないものだけを挙げている市区もあります。理由まで書かれているのは次のような例です。

市区 入れないもの・外すもの 書かれている理由
横浜市
戸塚斎場
プラスチック・ガラス・金属製品など。化学繊維製の毛布 ダイオキシン類が発生する恐れ(プラスチックなどについて。毛布の理由は記載なし)
町田市 金属類(リード・首輪など)・缶詰・保冷剤・化学繊維の毛布・ペット用のベッド 金属による爆発など火葬の妨げ
上尾市
つつじ苑
火葬炉の損傷やダイオキシン類の原因になるおそれのあるもの 同左
相模原市 首輪・リードなどの金属類。保冷材やお供え物 記載なし
足立区 首輪など金属・プラスチック・ビニール類 記載なし

横浜市(戸塚斎場)

「ダイオキシン類が発生する恐れがある副葬品(プラスチック、ガラス、金属製品など)については、ご遠慮いただいています。」と書かれています。遺体は綿タオルなどにくるんで段ボール箱に納めて持っていきます。化学繊維製の毛布は使わないよう求めています。案内は横浜市のページにあります(2026年3月9日更新)。横浜市のまとめページには料金の表もあります。

町田市

亡くなった動物と一緒に入れないものとして、金属類・缶詰・保冷剤・化学繊維の毛布・ペット用のベッドが並びます。理由として「金属による爆発など、火葬の妨げになります」とあります。案内は町田市のページにあります(2026年4月1日更新)。町田市のまとめページもあります。

上尾市(上尾伊奈斎場つつじ苑)

利用案内には「火葬炉の損傷、ダイオキシン類の発生原因となるおそれのあるものは入れないでください。」とあります。首輪などは外してビニール袋に入れ、木箱か紙製の箱に納めて持っていく流れです。小動物炉の案内には品目の具体例は書かれていません。案内はつつじ苑の利用案内にあります。ページに更新日の表示はありません。上尾市のまとめページも置いています。

相模原市

市のよくある質問に、首輪やリードなどの金属類は外し、保冷材やお供え物は入れないよう書かれています。案内は相模原市のページにあります(2024年9月17日更新)。相模原市のまとめページには受付の流れがあります。

足立区

「首輪など金属、プラスチック、ビニール類は、すべてはずしてください。」と案内されています(足立区のページ、2024年1月30日更新)。足立区のまとめページもあわせてどうぞ。

日の当たる窓辺に置かれた畳んだ綿の毛布と一輪の花の水彩イラスト

書かれていないこと

調べたペット向けの案内には、おもちゃや手紙、服を入れてよいかを書いた市区はありませんでした。フードに近いのは川越市の「少量のエサ」だけです。花をいつ入れるかを書いた公式ページも見つかっていません。

残る28市区は、副葬品についての記載がないか、確かめられていません。ページに書かれていないことは、入れてよいという意味ではありません。市原市のページは本文を読み取れず、杉並区は一部の資料を読めていません。足立区や北区のように遺骨が返らない区は、副葬品を入れる前提の案内にもなっていません。

一緒に入れたいものがあるときは、予約や受付の電話で前もって聞いておくと確実です。箱の素材や持ち物は持っていくものの記事に、遺骨が戻るかどうかは遺骨が戻る自治体の記事にまとめています。