遺骨が戻る自治体のペット火葬 首都圏8市の料金と予約方法

ペットが亡くなったとき、住んでいる市区町村に相談すると火葬や引き取りをしてもらえることがあります。ただ、自治体のサービスには遺骨が手元に戻る形と戻らない形(合同での火葬・埋葬や一般の焼却)があって、どちらになるかは市区町村ごとに違います。

当サイトで扱っている首都圏36市区のうち、市の公式ページで遺骨が戻るとはっきり書かれていたのは8市でした。ここではその8市の料金と予約の方法、利用できる人を並べています。数字はどれも2026年10月12日に各市のページで確かめたものです。料金や受付の方法は変わることがあるので、申し込む前に各市のページも見ておくと安心です。

遺骨が戻る首都圏の8市

市(施設) 予約 利用できる人
横浜市
戸塚斎場
電話で予約 横浜市民のみ
藤沢市
石名坂環境事業所
予約なし(直接持ち込み) 市内で飼われていたペット
横須賀市
小動物火葬施設
持ち込みは予約なし/収集は電話 市内の家庭で飼われていた小動物
さいたま市
大宮聖苑
前日までに電話で予約 飼い主がさいたま市民
川越市
川越市斎場
前日正午までに予約 市外の人も利用可(料金が異なる)
越谷市
越谷市斎場
電話で予約 どなたでも(市民以外は料金が異なる)
上尾市
上尾伊奈斎場つつじ苑
電話で予約(必須) 市外の人も利用可(料金が異なる)
市川市
クリーンセンター
電話予約は不可(窓口で予約) 市川市民のみ

料金は重さや住所(市民かどうか)によって変わります。市ごとの料金は次の項目にまとめました。

布に包まれた骨壺と白い花が棚に置かれた水彩イラスト

市ごとの料金と申し込み方

横浜市(戸塚斎場)

1体ずつ火葬し、焼骨は斎場が用意する骨壺に納めて持ち帰ります。骨壺の代金は料金に含まれています。重さはペットに棺などを加えた全体の重さで決まり、支払いは現金のみです。

  • 1キログラム未満:10,000円
  • 1キログラム以上5キログラム未満:20,000円
  • 5キログラム以上25キログラム未満:25,000円
  • 25キログラム以上50キログラム未満:30,000円

事前に戸塚斎場(045-864-7001)へ電話で予約して、斎場へ持ち込みます。予約は火葬日の2開場日前から受け付けています。出張での回収はしておらず、利用できるのは横浜市民だけです。

くわしくは横浜市のページに載っています(2026年10月12日時点)。横浜市のペット火葬のまとめも用意しています。

藤沢市(石名坂環境事業所)

専用の焼却炉で火葬します。焼骨を引き取るときは骨壺を持っていくか、事業所で購入します(骨壺代は別)。焼骨の引き取りができるのは生後6か月以上の犬・猫に限られます。

  • 焼骨を引取る場合:4,800円

予約制ではなく、石名坂環境事業所のペット火葬受付へ直接連れていきます。受付は平日9時〜12時・13時〜16時と、土曜日・祝日の9時〜12時です。日曜日は受け付けていません。焼骨を引き取る場合は準備に時間がかかるので、いったん帰宅します。受付のときに伝えられる日時以降に、あらためて受け取りに行く流れです(土曜日・祝日の引き取りは午前中のみ)。

藤沢市の案内は石名坂環境事業所のページにあります(2026年10月12日時点)。藤沢市のまとめページでは引き取りの流れも整理しています。

横須賀市(小動物火葬施設)

申し込みのときに「骨が必要」と伝えると、火葬後の骨を専用の容器に納めてもらえます。受け取りは5営業日以降に施設で行います。火葬の立ち会いや火葬日の指定はできません。

横須賀市は2026年10月1日に料金が改定されました。下は10月1日からの料金です。市によると、9月30日までに申請したものは旧料金で対応するとされていました。

  • 火葬手数料(1体)5kg未満【2026年10月1日から】:7,200円
  • 火葬手数料(1体)5kg以上10kg未満【2026年10月1日から】:8,400円
  • 火葬手数料(1体)10kg以上20kg未満【2026年10月1日から】:9,600円
  • 火葬手数料(1体)20kg以上【2026年10月1日から】:10,800円
  • 収集手数料(1体)【2026年10月1日から】:3,800円
  • 返骨手数料(1体)【2026年10月1日から】:3,000円

持ち込みの受付は、公郷町の小動物火葬施設で月〜土曜日の8時30分〜11時30分・12時30分〜16時です。受付では身分を証明するものを見せる必要があります。自宅まで収集に来てもらう場合は、046-836-4195へ電話で申し込みます。

市の案内は横須賀市の小動物火葬のページで読めます(2026年10月12日時点)。当サイトの横須賀市のページにも同じ内容をまとめています。

さいたま市(大宮聖苑)

1日4回、1体ずつの個別火葬で、焼骨はすべて持ち帰ります。重さには容器の重さも含まれます。

  • 15キログラム未満:8,380円
  • 15キログラム以上:16,760円

前日までに大宮聖苑へ電話で予約します。当日の予約はできず、予約は14日先までです。利用できるのは飼い主がさいたま市民の場合に限られ、当日は住所を確認できる公的な証明書が必要です。

さいたま市の案内は市のページに掲載されています(2026年10月12日時点)。さいたま市のまとめもあわせて見られます。

川越市(川越市斎場)

1体ずつの火葬で、焼骨は持ち帰ります(1日4件)。重さは棺や副葬品を含めた全体の重さです。支払いは現金のみで、骨壺は別に用意します。

  • 10キログラム未満(市内居住者):7,000円
  • 10キログラム未満(市外居住者):14,000円
  • 10キログラム以上25キログラム未満(市内居住者):14,000円
  • 10キログラム以上25キログラム未満(市外居住者):28,000円
  • 25キログラム以上60キログラム未満(市内居住者):21,000円
  • 25キログラム以上60キログラム未満(市外居住者):42,000円

利用日の前日正午までに、電話か窓口で予約します(当日の予約は不可)。受付では申請者の住所がわかるもの(運転免許証やマイナンバーカードなど)が必要です。事業者による利用はできません。

川越市斎場については川越市のページに説明があります(2026年10月12日時点)。川越市のペット火葬のページも参考になると思います。

越谷市(越谷市斎場)

1体ずつ火葬し、収骨して持ち帰ります。ただし小鳥やハムスターなどは焼骨が残らない場合があるとされています。60kgを超える動物は火葬できません。

  • 10kg未満(市民):8,000円
  • 10kg未満(市民以外):16,000円
  • 10kg以上40kg未満(市民):16,000円
  • 10kg以上40kg未満(市民以外):32,000円
  • 40kg以上60kg未満(市民):24,000円
  • 40kg以上60kg未満(市民以外):48,000円

予約専用電話(048-960-6803)で申し込み、木製または段ボールの箱に入れて持ち込みます。市のページでは「市民」を越谷市・吉川市・松伏町に住む人としています。ただ、条例の書き方とは異なるため、越谷市以外に住んでいる場合は料金区分を斎場に確かめておくと確実です。

越谷市の案内はこちらのページです(2026年10月12日時点)。越谷市のまとめページにも載せています。

上尾市(上尾伊奈斎場つつじ苑)

「単独火葬」を選ぶと、そのペットだけを火葬して焼骨を持ち帰れます(骨壺は持参)。なお1kg程度以下の小さな動物は、焼骨が残らない場合があるとされています。下は単独火葬の料金です。合同火葬では遺骨は戻りません。

  • 5kg未満(上尾市民と伊奈町民):5,000円
  • 5kg以上25kg未満(上尾市民と伊奈町民):10,000円
  • 25kg以上50kg未満(上尾市民と伊奈町民):15,000円
  • 5kg未満(上尾市民又は伊奈町民以外):15,000円
  • 5kg以上25kg未満(上尾市民又は伊奈町民以外):30,000円
  • 25kg以上50kg未満(上尾市民又は伊奈町民以外):45,000円

かならず斎場事務室(048-720-7870)へ電話で予約して、自分で搬入します。支払いは現金のみです。利用許可を申請するときに住所を確認できるもの(運転免許証など)が必要になります。50kg以上の動物は火葬できません。

つつじ苑の案内は上尾市の公式ページにあります(2026年10月12日時点)。上尾市のまとめも置いています。

市川市(クリーンセンター)

動物専用の炉で火葬し、遺骨は慰霊碑に合同で埋葬されます。遺骨を返してもらえるのは、クリーンセンターへ直接持ち込んだうえで希望した場合だけです。市のページには「受付当日の火葬及び遺骨の返却は実施しておりません」とあります。

  • お飼いになっていたペットを清掃事業課(クリーンセンター)へ持ち込む場合(一体につき):2,200円

電話での予約は受け付けていないので、窓口で直接火葬の予約をします。空き状況を電話で聞くことはできます。対象は市川市民のみです。2026年10月12日の時点でも、炉の点検のため10月5日〜14日は火葬ができないという告知が出ています。

市川市の案内はクリーンセンターのページで確かめられます(2026年10月12日時点)。市川市のまとめページもあります。

遺骨が戻らないサービスもあります

東京23区の多くでは、清掃事務所が亡くなったペットを引き取り、委託先の霊園などで合同で火葬・埋葬します。このときの遺骨は戻らないか、戻るかどうかが公式ページに書かれていません。市のクリーンセンターで一般の焼却と同じように扱う市もあります。

遺骨を手元に残したいなら、申し込む前に遺骨が戻るかどうかを必ず確かめてください。市区町村ごとの扱いはペット火葬の市区町村一覧で調べられます。

木立の小道の先にある低い建物の水彩イラスト

申し込む前に見ておきたいこと

さいたま市・川越市・上尾市・横須賀市などでは、受付で住所や身分の確認があります。住所がわかるものを持っていくと手続きがスムーズです。

横浜市・さいたま市・川越市・上尾市などでは、棺や箱を含めた重さで料金が決まります。受け付ける重さに上限を設けている市もあります。

支払いは横浜市・川越市・上尾市が現金のみです。骨壺は料金に含まれる市(横浜市)もあれば、持参や購入が必要な市もあります。また斎場は友引や年始に休むところが多くあります。

当サイトは自治体の公式情報をもとに、元のページと調べた日を添えてまとめています。内容の誤りや変更に気づいたときは、お問い合わせから知らせていただけると助かります。